電話番号の覚え方

その1


「おはよう、二郎さん、いいお天気ね」
「やあ、花子さん、おはよう。うん、いい天気だね」
「きっと、夜になると、きれいな星空が見えるわ」
「何を言ってるんだい。そんな星空より、君のほうがきれいだよ」
「まあ、ありがとう、二郎さん。お世辞でもうれしいわ」
「お世辞なんかじゃないさ。僕は本気なんだ(怒)」
「ごめんなさい。怒らせるつもりはなかったの。ただ、ちょっと照れくさかったから...(泣)」
「泣くなよ、ベイビー。笑ってる顔のほうが素敵さ(笑)」
「ありがとう、二郎さん。お礼に、今晩いっしょにそのきれいな夜空を見ませんか?(誘)」
「夜までもう、我慢できないよ(狂)。君を今すぐ抱きしめたい!!!!(襲)」
「二郎さんったら、強引ね。でもそんな所が素敵!!!(猿)」


その2

☆おいしいクッキング教室☆
材料:オニオン 197個
卵 適量

  1. よく熱したフライパンに油をひき、卵を流し込みます。
  2. 焦げ目がつくまで、しっかり焼きます。
  3. ふと、小学校のころの調理実習を思い出し、当時の写真を見たくなります。
  4. アルバムを眺めていると、初恋のあの人のことが思い出されてきます。
  5. 思い切って告白します。しちゃいます。
  6. ここで、塩コショウを少々加えると、ぐっと味が引き締まります。
  7. 初恋のあの人から手紙が。「俺もずっとお前のこと...」
  8. 私たち、結婚します。
  9. 「できちゃったみたい」
  10. 彼ったらなんだか子供みたいに喜んじゃって...
  11. 生まれてきた子供は、彼の名前から1字とって、"オセロの黒い方"って名づけました。字画もばっちり!
  12. 彼ったら、最近帰りが遅いの。もしかして...
  13. 彼の寝言「う〜、ジョアンナ...」
  14. 「あなた、ジョアンナって誰!?  だーれーなーのーよー!!?」
  15. オニオンを投げます。投げつけます。(2個はサラダ用に置いておきます)
  16. できあがり。

その3

こんばんみ。来ちゃった。

いきなり登場しちゃってごめんなさい。でも、こんな風にしないと、あなた、振り向いてくれないから…。

この間は、ごめんなさい。急に会いたいなんて言っちゃって。家に一人でいたらなんだか寂しくなっちゃったの。そしたら、あなた、私の家まで2時間もかけて来てくれたわね。あの時は、家にいなくてごめんなさい。来るなら来るって言ってよね。

突然だけど、わたし、あなたと結婚します。本当よ。"本気"と書いて"マジ"よ。"女"と書いて"ひと"よ。"美川憲一"と書いて"コロッケ"よ! ねえちょっと、聴いてるの?

式はグアムの教会で、二人っきりで。あ、うちのおじいちゃんと3人で。わたし、やっぱりおじいちゃん大好き。だって、朝ご飯食べ終わって5分もたってないのに「朝飯はまだか?」とか、お母さんを見て、「おまえは誰だ?」なんて冗談、なかなか思い付かないわよね。

ねぇ、私って、変かしら? みんな私のことを変だ変だって言うの。鼻毛が伸び放題のくせに! 私って、おかしくないわよね? ねぇ、何とか言ってよ! ちょっと! どこいくのよ!?そんな鼻毛で何処いくのよ? なんとか言えやこら。おう! 殺すぞ、このぼけ! くっそー! あんたなんか、虫歯になれ! 上の右の奥歯、セラミックになれ!


その4


「ママ、ただいま」(け、家におったんかい、このくそあま)
「おかえり、ヒロシちゃん。まぁ、泥んこじゃないの! 何して遊んでたの?」
「えへ、ごめんよママ〜ン」(なんでもええやないか。俺の好きにさせろや)
「あら、かわいいヒロシちゃん。ママがきれいになめてあげるわ!」
「あは、くすぐったいよ、ママン! キャハハハ!」(ええかげんにせぇよ。口臭いっちゅうねん!)
「ほうら、きれいになったよ。ス・テ・キ!」
「うん! ありがとう、ママ!」(体、くさなったわ、この ヅラ女が!)
「じゃ、きれいになったところで、いつものように、お勉強しましょうね!」
「ママン、勉強はヤダよぉ。もっとあそぼおよお」(もうそんなんえぇやんけ。俺にもなめさせろや)
「甘えたって、だめよ。ヒロシちゃん、いくつになるの? もう、28でしょう? もうすぐ"お肌のまがりかど"よ? がんばんなきゃネ!」
「ママ、それはいわない約束だよ!」(そんなん言うなや、わし変態みたいやんけ)


その5

「お〜い、おいって! まぁええから、ここすわっておっちゃんの話を聞いてけっちゅうねん。まぁまぁ、何でも好きなもん飲んだらええがな。おっちゃんがおごっちゃるがな。なんでもゆうてみ。ビールか? 日本酒か? ん? なんや、わしか? わしはおまえ、カルーアミルクやないか。これがいっちばんうまいねや。あ、店員さんすんません、もろきゅうもらえる?」

「あんたは、おっちゃんの若いころにそっくりやなぁ、ほんまに。おっちゃんも若いころは、ようそんなポニーテールしてたもんや。まぁ、みんなは落ち武者としかゆうてくれんかったけどな...。あれはさびしかったなぁ...。あかんあかん、しめっぽぉなってしもた。ここは笑うとこやったのに、さびしなるばっかりや。あんたもいっしょにさびしがってどないすんねん! 笑え笑え! ん、なんや、笑ってええかどうかわからんから、我慢してたんか。あぁ、もうそんなんええんやで、笑ってくれて。おっちゃんそんなことでは怒らへんさかい。いや、ほんまに。怒らへんっちゅうてんねん!! って、もう怒っとるやないか。がはははは! 今のは、ほんまはそんなに怒ってないねん。いや、そんなまじな顔しなや。なんかわし、わるもんみたいやないか。おっちゃん、そないに恐ないねんで。あ、店員さんすんません、もろきゅうもらえる?」

「そうや。あんたに聞きたいことがあるんやけど、答えてくれるか? いや、別にやらしいことやあらへんで。もうおっちゃんはそういうことには興味ないさかいにな。なに? うそやと思うか? でもな、おっちゃんのはもう、くさっとるんや。なにがかは、きかんといてや。それから、なんでそうなったかっちゅうのも禁句や。横文字でゆうたらタトゥーっちゅうやっちゃな。ん? なんや、間違おたことゆうたか? へ? 刺青? あんた物騒なこと言うなぁ。なに? ブタ? 誰がブタやねん。誰がカバやねん!」

「何の話やったかいなぁ。忘れてしもた。もうおっちゃんも物忘れが激しなってきてなぁ。わし、ほら、くさってもうてるやろ? やろ、言われても、あんたに見せたわけやないからあれやけども。って、あれってどれや? まぁええわ。そのくさってるんやけれども、それを忘れてまうこともあるんや。うん。それで、ちょっとええ感じになってもなぁ、くさってもうてるから、もうあれや。くっさいんや。なにがかはきかんといてや。とにかく、そらあかんわなぁ。一人前の"男"、いや、"をのこ"としてやっぱり不完全っちゅうか...。まだ21やのになぁ。え、言うてなかったか? わし、まだ21やで。Kinki Kidsより全然若いで。あ、そうそう、思い出した。あんたに聞きたいことがあるっちゅう話しやったんや。聞きたかったのはな、わし、Kinki Kidsに入れへんやろか? あれ、どこいくねん! ちょっと、答えてぇや! ちょっとって! あぁあ。わし、どうやねん。やっぱりいけてへんのかなぁ。やっぱりくさっとるやつはあかんのかなぁ...。あ、店員さんすんません、もろきゅうもらえる?」



back
top

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送