June 11-21,2004

2004年6月
「食パンマン日和」
2004/06/15 (Tue)

相変わらずコドモが、ちょっとしたきっかけで「アンパンマンアンパンマン」と言い始める日々が続いており、そんなにアンパンマンが好きなのか、それともアンパンマンって言いたいだけなのかはよくわからないのだが、ちょうどスカパーでアンパンマンの映画を放送していたので、ここぞとばかりに録画し、見せてみることにした。

アンパンマンが、魔法の国で魔女になる勉強をしている女の子・リリカと仲良くなってみんなで遊んでいるうちにバイキンマンが魔法の国で大暴れしはじめるものの、なんだかんだでやっつけられるという話である。まあ、私に言わせれば、アンパンが勝手に喋って空飛んだりしてること自体、既に魔法の領域である。ジャムおじさんが、ある意味、一番怖い。

テレビを見始めると、コドモはアンパンマンが出てくるたびにテレビを指差し、「アンパンマン!」とうれしそうなのだったが、それをアンパンマンが出てくるたびにするので困る。つまり、そもそもがアンパンマンの映画であるので概ねアンパンマンは出ずっぱりであり、結果的にコドモは、ちょっとアングルが変わるたびに「アンパンマン」と言わなければ気が済まず、アンパンマンアンパンマンとうるさくてストーリーどころの話ではないのだった。しかも、5分で飽きてたし。所詮、2歳児なんてそんなもんである。

それでまあ、この映画を見ていて色々アンパンマン豆知識を身につけつつある私なのであるが、これがなかなかに興味深い。例えばアンパンマンは水に弱いらしく、水をかけられると顔がふにゃふにゃになって力が出なくなるそうである。まあ、所詮アンパンである。それで、弱ったアンパンマンは顔の部分をジャムおじさんが作る新しい顔、というかアンパンに入れ替えることで立ち直ることは有名であるが、驚くのは、カレーパンマンが同じく弱った場合、顔を新しいカレーパンと入れ替えるのではなく、ジャムおじさん特製カレーをおたまですくって飲むことで回復するらしいのである。新しいカレーというのも、それはそれでわからないではないが、じゃあパン生地の部分はどうなのよと思わなくもない私である。

しかしまあ、もっと気になるのは食パンマンである。残念ながらこの映画では食パンマンが体力を回復させるシーンはお目にかかれなかったのだが、想像するに、食パンマンも、弱った場合には新しい食パンと顔を切り替えるのではないかと思う。となると、気になる問題がある。食パンは、普通に焼くと表面が全てもれなく、のべつまくなし、こんがり焼けてしまうはずである。それがどうしたと言わずに考えてほしい。食パンマンの顔は、あれ、顔の部分と後頭部の部分は、明らかに切られているのである。つまり、食パンマンの顔は、食パン1斤全て使っているわけではなく、あの分厚さからいって、まあせいぜい4枚切りなのである。

アンパンマンの顔用のパンというのは、実は焼く前から既に目や鼻、口が付いている。そう考えると、食パンマンの場合もやはり、焼く前から既に目鼻口が付いていると考えるのが自然である。ということは、食パンマンの場合、食パンが焼きあがった後、ジャムおじさんの手により食パンマンの顔ギリギリの絶妙なラインにナイフが入れられ、奇跡的に顔が表に出てくることになっているはずなのである。

顔が出てくるようにとナイフで削ぐジャムおじさんと、削がれる食パンマン。一歩間違えばホラー映画である。

どうりで、食パンマンが体力を回復するシーンが出てこないわけである。



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