May 01-10,2004

2004年5月
「Tシャツ日和」
2004/05/09 (Sun)

コドモの散歩がてら、京都駅近くの梅小路公園という思いの外だだっ広い公園へ。すると、いつもはその何にも無さが潔い公園の奥の方で、フリーマーケットのようなものをやっていたのだった。試しに覗きに行ってみると、それは出店者が家にあった古着とか使わなくなったガラクタを集めて売っているようなフリーマーケットではなく、それぞれ色んな自称アーティストな方々が、自らの作品を販売しているのだった。そういう意味では、なかなかに見応えのあるフリーマーケットであり、相方さんとコドモと3人でああだこうだ言いながら一周する。

最後の最後に見た店がツボだった。Tシャツが何点か飾られていたのだったが、龍が月に昇っていく絵や、天の川に流れる蓮の花など、どれもこれも、もの凄い渋さである。

例えばこんなの

相方さんと二人、渋い凄い格好いいと絶賛していると、作者であるお父さんのような人が現れ、少し話をする。何でも、全てがほぼ手書きの一点もので、オーダーメイドも可能とのこと。つまりはコドモサイズもOKなのだそうだ。昇り龍のTシャツを着たコドモというのもまた格好いい話である。大阪などでちょくちょくTシャツ展なんかに出展しているのだそうで、ネット上にお店もあるという内容のチラシをもらい、でもまあ結局衝動買いで、写真の奴を一枚買ったのだった。値段はまあそれなりにするが、高すぎるわけでもなく、充分価値はあると見た。

「こういう需要がそれなりにある」ということが、個人的には喜ばしい限りであると思う。

余談であるが、「大阪である」というTシャツ展のDMには、今回お会いした作者である村松さんの名前の部分にわざわざ手書きで下線が引かれてあったのだったが、それをもってしてもいかんせん、一番下にある「脇山智栄ダール」という名前の方に目が行ってしまう私である。ダールかあ。ダールなあ。


2004年5月
「動物園日和」
2004/05/02 (Sun)

せっかくのゴールデンウィークであるので、アキオさん(実父)、ケイコさん(実母)、相方さん、コドモ、私の5人で動物園へ出掛ける。とはいえ、毎朝日の出とともに目覚め、昼食後は3時まで2時間近く昼寝をしなければ体調を崩しかねないコドモのペースに合わせるべく、早朝より車を飛ばすことにした。向かうは、京都市内の動物園である。ゴールデンウィークとはいえ、そこは早朝であり、かつ郊外から市内という、連休前半には込みそうもない方面であることもあり、ことのほかスムーズに車は進み、無事ほぼ開園とともに動物園に到着できたのだった。

おおかたの想像通り、コドモは、ライオンや象、キリンなどといった、オトナがコドモに是非とも反応してほしいと願ってやまない巨大だったり或いは凶暴だったりする動物たちについては大したリアクションをせず、何というか、その辺のアパートでも眺めているかのような素振りであり、なかなかに淋しい限りである。それならきっとコドモのことだから、むしろその辺の雀やハトなどを追いかけてみたりするのだろうと思いきや、今日のコドモは、それどころか、ちょっとした段差とか、ちょっとしたスロープとか、ちょっとした坂などといった、もはや動物ですらない「ちょっとした」ものたちに、とかく過敏に反応をしめし、「ちょっとした」場所を行ったり来たり小走りしたりして、ニコニコしているのだった。まあそれはそれで楽しそうであるから良いのだが。

それでも、ニホンザルがわんさかいる猿山だけは、コドモもそれなりにじっと眺めていたのだったが、見れば見るほど、赤ちゃん猿の行動がコドモの行動と同じで、何とも言えず可愛い。こういうのを見ると、いつも、人間の先祖が猿だというのもわからない話ではないと思う。

しばらく散歩し、アンパンマンの乗り物に乗って大泣きしたりしながら過ごす。もちろん、コドモの話であってアキオさんの話ではない。もうすぐ還暦を迎えるおっさんにアンパンマンの乗り物で大泣きされても、息子として、してやれることは何一つないのである。

お昼近くになってきたので、人が混み始める前に景気よく退場。近くのお蕎麦屋で昼食を取る。コドモが、相方さんが頼んだミニ玉子丼をほとんど全部平らげていて相方さんが半泣きになっていたのだったが、後で聞けば、その店はおいしいことで大変有名な店なのだった。コドモながらに、「うまいもんはうまい」らしい。

不意に、その昔、相方さんに「ちょっとちょうだい」と言われて渡したジュースを、思い切りよくゴキュゴキュと半分以上飲まれたことを思い出したのだった。



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