April 21-30,2004

2004年4月
「白目日和」
2004/04/30 (Fri)

コドモが、私のくだらない行動をいちいち真似するようになり、なかなか楽しい。例えば、私がコドモの顔を見つめながら、全く何の脈絡もなく白目を剥くと、コドモが真似して白目を剥こうとするのである。結果的にはちょっと上目遣いになるだけであるのだが、雰囲気的に白目を剥こうとしていることは分かる。その、頑張ってるけど出来てない、絶妙の出来てなさ加減が、いじらしくも可愛らしいのである。

ウィンクをする、アッカンベーをする、舌をベロベロする、鼻の穴を膨らませる、鼻くそをほじる、それを食べる、などなど、挙げていけばキリがないそれらの無意味な行動を、ちくいち真似して見せてくれる素直なコドモである。また、そのどれもが微妙に未完成で、つたなく下手くそであり、そのおぼつかなさに微笑ましくも癒される私である。きっとそういう、おぼついていない時のコドモの、例えば白目の部分から、何かしらマイナスイオン的なものが出ているのではないだろうか。

不思議に思うのが、例えば「白目を剥く」という行為について、私はコドモに対して白目を剥いて見せたのは確かであるが、決して「白目の剥き方」を教えたわけではないにも関わらず、コドモは確実に白目を剥こうとするのだった。結果的にはちいとも白目になっちゃいないのであるが、それでも白目を剥くという行為の、その方向性は間違っていないわけで、つまり、白目を剥こうとして、アッカンベーをしたり、鼻の穴に小指を突っ込んだり、中指をボールの縫い目にかけ親指は軽く当てる程度にまげて抜くようにして変化球を投げたりはしないのである。誰に教わったわけでもないのに、白目の剥き方を感覚的に知っている。これは、ちょっと凄いことであるような気がするのは、私だけだろうか。

産まれたての仔羊がプルプル震えながらも必死に立ち上がるという話があるが、それはつまり仔羊が本能的に「立ち方」を知っているからこそできる話である。とすれば、産まれたての人間の赤ちゃんが、泣くよりも先に「白目を剥く」という事態も、可能性としてはないわけではあるまい。産まれてきた赤ちゃんが、泣きもせずに、ただただ白目。想像しただけでもそのリアルな恐ろしさはずば抜けており、下手すればちょっとしたトラウマになりかねないシチュエーションである。白目を剥きだしたのが最近で良かったと、ホッと胸を撫で下ろす私である。


2004年4月
「ブログ日和」
2004/04/23 (Fri)

相方さんが良く描くキャラクターに、「モチオ」というのがいる。相方さんのカレンダーなんかにも良く出てくる奴で、まあ、何はともあれ全裸のコドモである。

モチオ

ちなみに、一緒に出てくる女の子は「カガミコ」というらしいが、どちらも特に深い意味はなく、何となく思いつきで名付けたのだと思う。でなければ、モチオなんて名前は付けやしないだろう。

さて、「ブログ」というものが、割ともの凄い勢いで流行りつつある。ずっと以前に、「ウェブ上にある、主に日記を書いているページのことを「ウェブログ」と呼ぶらしい」という話を書いた覚えがあり、その当時は「じゃあ、書いてる私は「ウェブロギアン」なのだろうか」みたいな適当なことを書いたと思うのであるが、気が付けば「ウェブログ」自体が「ブログ」などと略されており、ブログを書くものは「ブロガー」と呼ばれるらしい。「ブロガー」とはまた、安易な名前である。

「ウェブログ」が「ブログ」になってから一気に流行り始めているのにはそれなりに理由があって、知ってる人は知ってると思うのだが、まあ簡単に言えば「ブログツール」というものを使って誰でも簡単にブログのページが作れて、且つ、読んだ人が手軽にコメントを書けたり、他の人のブログに対してリンクすると、リンクされた側にもリンクができるような、説明し始めるとリンクリンクとうるさい仕組み(トラックバックと言うらしい)があったりして、まあ、なにかと都合が良いわけなのである。

そんなこともあってか、最近、個人的に仕事中毎日チェックしているブログがある。それは、別に私が書いているような下らない内容ではなく、最近のIT業界のあれやこれやを、時には英語の文献を引用したりしながら色々と分析したり解説したり紹介したりしているもので、割と書かれている内容が興味深く、文章もわかりやすいので、チェックするに至っているのだった。とはいえ、英語の部分は基本的に意味がわからないので、ほぼ読み飛ばしているのではあるが。

そのブログは、「CNET Japan」というIT業界に関する情報を発信しているサイト内にある何本かのブログの中の一つで、タイトルを「英語で読むITトレンド」と言い、著者は、シリコンバレーで会社を設立したりしているという何ともベンチャーな肩書きを持つ「梅田望夫(うめだ もちお)」と言う方だそうである。

モチオかあ。本当にモチオって名前の人がいるのかあと思うと、何とも感慨深いものがあるのだった。しかも、失礼を承知で書かせて頂ければ、確かにブログのページに掲載されている顔写真を拝見するにつけ、何とも言えず「もちお」って感じのお顔立ちをされていらっしゃるのが、また素敵である。



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