February 11-20,2004

2004年2月
「シュレッダー日和」
2004/02/13 (Fri)

300円でシュレッダーが売られていたので買ってきた。我が家では一切家計簿を付けない方針であるため、日々送られてくる電話代やスカパー、クレジットカードの明細がロクに見もされないまま溜まりに溜まっており、そういった、中身をさほどチェックしないからといってあまり気楽に捨てるわけにはいかない類のものたちを、一応シュレッダーで切り刻んでから捨てようという目論見である。もちろん、300円などという、振込手数料みたいな価格設定であるので、会社とかに置いてある電動式の、いわゆる、数年前に織田裕二が「貧乏人が一流企業でのし上がる」みたいな主旨のドラマの中でネクタイを刻んだことも記憶に新しいタイプのやつではなくて、レバーをグルグルまわさなければならない、手動式である。

やってみると、意外に気持ちが良い。刻んだ時のゴリゴリ感がたまらなく爽快である。しかし、そこはそれ、くさっても300円。ちょっと調子に乗って3枚ぐらい同時にやろうとすると、すぐに紙が詰まってしまう。何度か紙詰まりを経験し、その都度詰まった紙をほじくり出してはいたのだったが、最終的には、紙詰まりのまま強引にレバーをまわした瞬間、パキッという安っぽい音とともに、プラスチック製のレバーが折れてしまったのだった。

折れてどうする。

そんな思いもむなしく、レバーの折れた元シュレッダーは、ただそこにあるのだった。シュレッダー部分が使えないとなっては、今後はただ箱として使うしかなく、それなら飴でも入れておこうと思ったのだったが、飴を取ろうとして間違ってシュレッダー部分に手を突っ込んで血まみれになったりしたら、怪我がどうとかいうより、みんなにバカにされて恥ずかしい思いをするのではないかと考えると、そう易々と飴を入れるわけにもいかず、なかなか使い道が定まらない。それならいっそ、そう易々と手を突っ込まなさそうなものを入れることにしようと思い、じゃあそれは何かと考えると、思いついたのは「ゴミ箱」なのだった。元々シュレッダーの刃以外の部分というのは、概ね紙くずを入れる一種のゴミ箱であったわけで、そう考えると、300円でゴミ箱を買ったと思えば納得も出来る話である。

ということで、とりあえず、折れたレバーを捨ててみた。

何故、こんなに虚しい気持ちになるのだろうか。


2004年2月
「おかず日和」
2004/02/13 (Fri)

私が、普段お昼は会社で共同購入している320円のしょぼい弁当を食べているということは、折に触れて何度か書いてきているのだったが、このお弁当が、なかなか大人をバカにしたメニュー構成を組んでくる場合があり、例えばこの間の節分の日なんかは、さも当然のごとく袋入りの豆がおかずに入っていたりして、まるで小学校の給食である。

そんなこともあって、今日が今日だけにもしかしてとは思っていたのだったが、案の定、おかずの一品に小さなチョコレートが付いてきたのだった。義理とか本命とかではなく、何というか、おかずの一品である。それ以上でも、それ以下でもない。当然である。会ったこともない弁当屋の職人に、本気の手作りチョコとかもらったところで、気味が悪いだけなのである。



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