October 11-21,2003

2003年10月
「食器洗い乾燥機日和」
2003/10/19 (Sun)

食器洗い乾燥機を買った。以前から欲しい欲しいとは思っていたのだが、5〜6万円台という、なかなかに軽く手を出すには微妙な金額設定であり、おまけに水道の工事も必要とあって面倒くさいったらありゃしないのだったが、さすがに共働きでコドモがいたりすると、少しでも家事が楽になればと願う日々であったため、本当は二人目のコドモが出来てから買う予定だったのを、びっくりするほど前倒しにして手に入れてみたのである。

なんでも、1年間で水道代が6万円ぐらい安くつくらしく、つまりは毎月5千円ぐらい安くなるということらしいが、ということは、我が家の水道代の半分以上が食器洗いに使われていたということになるような気がするのだが、果たして本当なのだろうか。

説明書によると、哺乳瓶の乳首とか、プラスティック製のフォークやスプーンなど、コドモ絡みのもので洗えないもの、というか、洗うと水圧で吹き飛ばされて、下手すればモーターの所まで飛ばされて引火するという代物があるものの、それ以外のものは、ある程度決まった置き方をしてやれば大丈夫とのことで、適当に並べてスタート。なんだかんだで乾燥まで1時間ぐらい、ぐおんぐおん言い続けていたが、仕上がりもまあ普通に洗えているし、そもそも、食べ終わった後のお皿を並べて電源押すだけってのが、やはり相当楽である。全自動洗濯機を買った時も感動したが、この食器洗い乾燥機も、なかなかに感慨深いものがあるのだった。

ただし、今のところ、食器洗い機の電源がすぐ横の洗面台の照明スイッチと意味なく連動しているため、食器洗い真っ最中にも関わらず不用意に電源を切ってしまって最初から洗い直してみたり、或いはもう乾燥の段階まできたにも関わらず洗剤を入れ忘れていたことに気付いて最初から洗い直してみたり、何をとち狂ったか食器も入れずに洗いはじめてみたりと、何というか、「使いこなせてない感」が家中に漂っているのが寂しい限りである。


2003年10月
「ジャイアン日和」
2003/10/17 (Fri)

今日コドモが、中学生に「ジャイアンみたい」と言われたそうだ。ジャイアンみたいな1歳って、何だよ、それ。


2003年10月
「鳥羽日和」
2003/10/12 (Sun) -13 (Mon)

ケイコさん(実母)の還暦祝いということで、アキオさん(実父)も一緒に、当然相方さんとコドモも一緒に、近鉄電車で鳥羽へ小旅行に出掛けたのだった。ケイコさんがうわごとのように繰り返していた「あわびが食べたい」という夢を実現すべく、某旅館に宿泊し、「伊勢海老、あわび、焼き牡蠣付き海鮮料理」をいただくのである。

今、近鉄電車が発行している「まわりゃんせ」というパスポートがあるのだが、これが凄い。何しろ、このパスポートがあれば、近鉄電車の伊勢志摩方面特急往復はもちろんのこと、志摩スペイン村、鳥羽水族館などといった伊勢志摩・鳥羽周辺の主要な23観光施設の入場が無料、かつ周辺の電車、バスも乗り放題、お土産屋さんなどで割引やサービスも受けられるというのに、お値段は特急往復料金に毛が生えた程度なのである。剛毛ではない。産毛である。4日間有効なので、その気になれば23観光施設全てをまわることも不可能ではなく、その場合、22,550円が無料になるのである。まあさすがにそれはちょっとやりすぎというか、その情熱をもっと環境問題とかに使って欲しいと思うが、何にしても、「そんなに観光客少ないのか、伊勢志摩は!」などと観光する側が逆に不安に思ってしまうほどの太っ腹ぶりなのである。半ば、やけくそなのだろうか。

昼過ぎの特急で京都から鳥羽へ。旅館の人に迎えに来てもらい、車で旅館へ移動する。しばらく部屋でゴロゴロ過ごす。というか、歩き回るようになったコドモに翻弄される。これまで全く何にも考えずに泊まっていた旅館の部屋が、生まれたての仔羊のようにしか歩けないコドモにとっては危険が一杯であることを知り、不安になる。危険そうな金庫の角なんかは座布団でガードするとして、問題は障子である。絶対、破る。触ったら、奴が破ることは間違いないのである。こちらとしては、何とか触らせないように頑張るしかないのである。

夕飯までの間に、コドモをケイコさんと相方さんに預けて天然温泉へ。基本的に今回の宿は食事メインで選んだので、温泉についてはおまけ程度にしか思っていなかったにも関わらず、この温泉が、入った瞬間から肌がつるつるしてきそうなくらいに、もの凄く気持ち良かったのだった。これまでにも色々温泉には浸かってきたが、今回のは間違いなくベスト5に入る名湯。期待していなかっただけに、喜びもひとしおである。

夕飯、伊勢海老、あわび、焼き牡蠣はもちろんのこと、舟盛りだの牡蠣フライだの煮魚だの、どれもこれも美味しいものが山のように出てきて、みんなで散々食べ散らかす。コドモも煮魚やひじきでかなりのご飯を平らげ、みんなでお腹一杯になり、意外と山の中の旅館で周りに何もないこともあって、午後9時にはすっかりすることがなくなり、寝るしかない状態になったのだった。これ幸いとコドモを寝かしつける。

夜、寝てしまったコドモをケイコさんにまかせて、相方さんともう一風呂浴びる。湯上がりにロビーでくつろいでいると、旅館内にあるカラオケボックスから出てきたグループが、おじい3、おばあ1の4人組で、一体どういう集まりなのか気になって気になって仕方がないのだった。というか、未だに気になっている。あれか、おばあのファンクラブなのか。

翌朝、昨晩の豪華さに比べるといくぶんテンション低めの朝食メニューを頂き、9時頃に鳥羽方面へ送ってもらった。外はあいにくの大雨で、子連れで歩くのは億劫だったので、そのまま鳥羽水族館でおろしてもらう。午前9時とはいえ、さすがに人気の施設である。人がやたらめったら多い。コドモと、クラゲとか、ラッコとか、ジュゴンとか、カワウソとか何だか色々見るが、コドモは、興味があるんだかないんだかわからない素振りを見せつつも、「はい?」だの「ほえ?」だのと言葉を発し、終始ご機嫌ではあったのだった。しかしまあ、広い水族館である。大阪の海遊館とは比べものにならないくらいに色々いて、楽しい。コドモがもう少し大きくなって、水族館の意味がわかるようになったら、またゆっくり来ようと思う。ちなみに、コドモが一番興味を示したのは、マッシュルームみたいな形のクラゲだったと私は思っているのだが、まあ、アジなんかをおいしそうに見ていたという話もある、食いしん坊なコドモである。

その後、タイミングよく雨があがったので、鳥羽湾観光船というのに乗ってみるが、外の景色がどうとかいうことよりも、コドモが、ちっとも触って欲しくないコーヒーカップだのなんだのを触らないように気を付けておくことに必死にならざるを得ず、もう、観光どころの話ではないのだった。

船から降りて昼食を食べる場所を探していると、ふとした瞬間にコドモが爆睡。その隙にオトナたちはガツガツ昼食を食べたのだった。コドモはその後、帰りの電車の中で起き出し、オトナがおいしい伊勢うどんだの海老フライだのを食べていたことも知らず、駅の売店で買ったパンをがっついていたのだった。ちょっとだけ不憫に思うが、本人は至って満足そうであるし、昨晩は御馳走だったので、まあいいかと思う。バランスよく食べた方がいいからなあ。バランスの意味をちょっと間違えているが。

ちなみに、今回旅行に行ったのに写真が一枚もないのは、カメラを持っていくのを忘れたからである。なかったらなかったで、使い捨てを買ってまでは撮らない私たちである。

それから、行ってないけどやけに気になった観光施設がある。一つは、マコンデ美術館という名前の美術館。東アフリカのマコンデ族という、ちっとも聞いたことないしそんなに有名でもないと思う部族の彫刻の数々を展示している美術館らしいのだが、何故鳥羽にあるのか全く不明なのが不気味である。もう一つは志摩ミュージアムという所なのだが、ここには、何故か岩城滉一のバイクコレクションが展示されているそうである。近くの道がツーリングに最適らしく、どうもそのバイク好きをターゲットにしているらしいのだが、だからといって何故岩城滉一コレクションなのかは謎である。どうせなら、マッチのバイクをギンギラギンにさりげなく展示しておく方が人は集まるような気がするのだが、どうだろうか。



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