July 21-31,2003

2003年7月
「ヘボ日和」
2003/07/26 (Sat)

ヘボ外注というのがいる。いわゆる、ヘボな外注のことである。「弁当箱」を「弁当の箱」と説明するかのような、「鼻毛袋」を「鼻毛の袋」と説明するかような素っ気なさで少し申し訳ない気もするのでもう少し説明すれば、何かの仕事を別の会社に頼んでやってもらうことをオトナ語では「外注に出す」と言うのであるが、この外注の出来が悪くて使えない場合に、「ヘボ外注」と呼んでみんなで文句を言いつつ酒を飲むのがサラリーマン社会におけるオトナのたしなみなのである。そして、「鼻毛袋」は常に鼻の奥にしまっておくのがオトナのエチケットなのである。というか、「鼻毛袋」なんてものは、ないのである。

ことさらソフトウェア業界においては、外注の8割方はヘボであるというのが私の実感である。前にいたソフト系の会社では、数多くのソフト系人材派遣会社の人や、或いはそういった会社から転職してきた人と一緒に仕事をしたものであるが、今だから言える話であるが、まあ、8割方はヘボっぽさ漂う人たちだったように思う。逆に、残りの2割の人はかなりのできるオトコたちであったので、会社全体としてはバランスが取れているのかもしれない。

さてさて、ヘボ外注はヘボ外注でも、ただヘボいだけの外注であればまだよいのであるが、今私が相手をしているのが、これまたとんでもないヘボ外注なのである。中国から日本へ来て、しばらくソフト開発系の仕事をしてから独立して会社を設立したという、経歴だけ聞けばちいともヘボくなさげな、むしろ何だか凄そうな中国人なのであるが、これが困ったことに、結構なヘボチャイナなのである。何がヘボかって、何しろ、日本語がおぼつかないのである。もう、ヘボじゃなくて、オボである。オボ外注、略してオボ注である。オボ注。何しろ一ヶ月前に渡した仕様書で、一部理解できていない部分があるそうなのだが、その理由が凄い。

「ちょと、日本語、難しい」

そんな人が、日本で開発の仕事とかしないで欲しいと思う私である。



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