June 01-10,2003

2003年6月
「ピザ日和」
2003/06/10 (Tue)

相方さんの個展が今日までで、8時ぐらいから撤収を始めるとのことだったが、私は普通に仕事なので手伝いにはいかず、代わりに相方さんの友人が二人手伝ってくれて、車も出してくれて、おかげで9時過ぎには家に帰ってきたのだった。私はと言うと、8時過ぎに帰ってきてからしばらくぼんやり過ごし、4人分のピザを注文しようとしたのだったが何故かあったはずのチラシが行方不明で、仕方なくネットで探して注文する。ピザハットである。で、頼んだはいいがピザが家に着いてから財布に入っている分ではお金が300円ほど足りないことに気付き、台所にお金を取りに行くフリをしてしばらく何か良い方法はないものかと考えたものの、きちんと30分ほどで届けて貰ってるし、注文に間違いはないし、言いがかりを付けるとすれば配達の兄ちゃんの顔が四角いことぐらいなのだが、店員の顔の四角さで負けてもらえるくらいならとっくにみんなそうしているだろうからそれはやめておいて、結局正直にお金がないことを告げ、「もう少ししたら家のものが帰ってくるので払えるのです」と泣きついてみると、店長に確認の電話を入れてから、「30分後にまた来ます」と言い残して、ついでにピザも我が家に残して置いていってくれたのだった。ピザハットに後払いという概念が存在することに感動を覚える私である。そして、色々ピザを頼んだが、やっぱりピザハットが一番おいしいと思う私である。あの、ピザの縁にチーズとかソーセージとか入ってるのが素晴らしく美味しい。お世辞じゃなくて。

これで、お金を取りに来てくれなかったら、もっと美味しかったのだが。

というか、今回はお金があったからよかったけど、もしお金が全くなかったらどうしたというのだろうか。そういえばこの前はこの前で、「注文したドリンクを忘れたので近くの自販機で買ってきた」という青年もいたし、ピザ屋の配達って、一体どういうシステムになってるんだろうか。


2003年6月
「ガリガリ日和」
2003/06/09 (Mon)

歯医者。前回の続きで前歯の補強をどうするかと訊かれ、「保険が使えるのでお願いします」と即答すると、「匂いがついたり、色が変わったり、壊れやすかったりしますけど、よろしいですか?」とか言われる。匂いがつくなんてのは聞いてないぞと思いつつも、だからって10万はきついなあと思い直して「はい」と即答すると、「じゃあ今日は土台を作りましょう」と言われ、またもやガリガリ削られたのだった。ただし、今回はちっとも痛くなく、痛くはないものの削られる感覚は気持ちいいものではないのだが、先週1週間で結構疲れていたので、うとうとする。歯医者でうとうとできるなんて、我ながら奇跡であると思う。

結局、延々1時間近く何やらごそごそと作業され、うとうとしてぼんやりしながらも、途中、偉い先生っぽい人が一言「OK」と呟くのがちらりと耳に入り、一体私の口の中で何が行われているのかと不思議に思いつつも終了。終わってみると、くだんの前歯が全く別の、かなりくすんだ色の歯に変わっていて結構驚いたのだったが、これはまだ仮の歯なのだそうだ。どうりで、妙に違和感があるはずである。そして、仮の歯ってことは、こんなにしっかりつけたものを、次回またガリガリ削ってはずすのかと思うと、それだけで気が重いのだった。なんか、それ、上手いことならないものなのだろうか。耳の後ろのスイッチを押したらポロっとはずれるとか、或いは、エッチな画像を見たら飛び出すとか。


2003年6月
「祇園日和」
2003/06/08 (Sun)

午前中、全社員が集まる会社の集会があり、それに出席する。その後、会社の部長クラスの人にお昼を御馳走になったのだったが、連れて行ってもらったのが祇園にある、本当に「たまに行くならこんな店」みたいな良い店で、個人的にそんな店に入るのは初めてだったので、結構ドキドキしたのだった。料理も、お昼だからといって弁当みたいのが出てくるわけではなく、ちゃんと一品ずつ順番に出てきて、どれも確実においしく、もうウハウハである。

たまたまカウンター席に座ったのだったが、厨房で一人見習いっぽい兄ちゃんがいて、彼が料理を出す相手を間違ったらしく、「段取りが全部狂った」と怒られていたが、料理長がちょっと面白い感じのおじさんで、お客さんの手前そんなに酷く怒られている風には見えず、その辺り、さすが老舗の料亭だなあと思う。きっと、見えない所でこっぴどく怒られるんだろう。

カウンターの左手が一面ガラス張りになっていて、祇園の町の風景が見えて良い感じである。ふと見ると舞妓さんが一人歩いていて、祇園だなあと思ったのだったが、どうもその舞妓さんは明らかに挙動不審で、そればかりか、どこがどうと言われると答えるのが難しいが、何だか確実におかしかったので一体どういうことなのかと話していると、どうもその人は舞妓さんの格好をした観光客らしく、というかよく見ると明らかに外人で、どうりで何かがおかしいはずなのだった。紛らわしいので、背中に「観光客」とか「外人」とか書いたゼッケンを貼っておいてもらいたいものである。

この店、一見さんお断りみたいな感じではなく、実際隣に座っていた人たちはどう見ても観光客っぽいし、2階の方からは赤ちゃんの泣き声が聞こえるし、祇園の料亭の割には結構入りやすい店なのかもしれない。後でこっそり値段について聞いたところ、そんなにやたらめったら高いという値段でもなかった。たまに行くのもいいかもしれないと思うが、結構細い小道をぐねぐね入っていったので、店の場所が確実にうろ覚えであるのが哀しい。


2003年6月
「眼科日和」
2003/06/07 (Sat)

午前中に眼科へ。今回は、最初に視力検査をして、その後、眼圧検査という、なんか眼球に勢いよく空気を「フィッ」と当てて、そのリアクションを見て笑うようなニュアンスの検査をして、その結果を踏まえて診察。まあ、今考えてみれば、踏まえてとはいっても、高いお金を払ってやった検査の結果は軽く「良く見えてるねえ」の一言で済まされていたのだった。診察1分、結果は現状維持である。治らない。


2003年6月
「靴下日和」
2003/06/06 (Fri)

先日、夜に、私がいつも働いている場所から徒歩2分の距離にあるビルにある、違う部署の事務所を仕事の用事で訪ねていくと、普通に何の変哲もない、営業マンがビジネスシューズで闊歩しているフロアを、何故か事務職の女性だけが靴下でうろうろしていて、何というか、その開き直ったような態度にちょっとドキドキしたのだったが、事務所内の空気に何となくピリピリしたものを感じ、そのことについては誰にも何も聞けずじまいで帰ってきたのだった。

で、今日再び行ったら行ったで、今日は普通に靴を履いて仕事をしていて、それが普通と言われればそれまでなのだが、何となく残念なような、寂しいような、というか、尚更に何故この間は靴下で平気だったのかが気になるのだった。女心は複雑である。かといって、今更「この間は、どうして靴下で平気だったんですか?」などと問いつめる勇気がない私を、誰も攻めないで欲しいと思う。タイミングを逃すと訊けないのよな、こういうのって。


2003年6月
「ラジコン日和」
2003/06/05 (Thu)

どうにもコドモの遊びっぷりがどんどん派手になりつつあり、部屋で遊ばせておくと、おもちゃ箱をひっくり返したかのような騒ぎである。というか、おもちゃ箱をひっくり返して、中身を全部放り出して遊んでいる、というか、散らかしている。さらに放っておくと、そこら辺のふすまというふすまをどんどん開けて階段を真っ逆さまに転がりかねない勢いであるので、全てのふすまに簡易鍵を装着するに至る我が家である。もはや、厳戒態勢であるが、何しろ、コドモがふすまを開けても、誰も得しないのである。

そんなコドモのために、近所のディスカウントショップで、中国製のラジコンを買ってきた。これなら、私は座ったままで、コドモに車を追いかけさせられるので便利に違いないと思ったわけである。ところが、このラジコンの操作が難しい。というかこのリモコン、左のレバーが車の左後輪、右のレバーが右後輪のアクセルになっているという、作り手側からすれば簡単な、遊ぶ側からすれば酷くややこしいことになっているのである。つまり、真っ直ぐ走らせたければ、両方のレバーを前に倒すのである。右に曲がる時は左だけ前に倒す。左を前、右を後ろにすると、高速回転も可能なのである。で、コドモに追いかけさせて遊んでいたが、不意に動かなくなった。どうやら電波が届かない位置にあるらしい。目には見えるのにな。電波の届かない位置が多すぎるのは、さすがに1980円である。気を取り直してもう一度遊ぶと、今度は私の手の届かない位置でコドモに捕まってしまい、ひっくり返されてしまった。こうなると、結局歩いてコドモの位置まで行かなければならないのがつらい所である。

最近は、だんだんコドモの興味が車の方ではなくて私の手元のリモコンの方になりつつあるのであるが、だったらもはやラジコンの意味はないような気がする私である。そもそも、何故コドモは、リモコンとか電話とか電卓とか、操れもしないのにボタンの一杯あるメカの類いを触りたがるのだろうか。


2003年6月
「藤原竜也日和」
2003/06/04 (Wed)

相方さんの個展の手伝いに来ていた友人の女性が、この間警察に捕まったと言い出したので、早速その武勇伝を聞く。

大阪の鶴橋にあるお好み焼き屋に藤原竜也が来ているとの情報を入手した彼女は、既にビールをほどよく飲んで軽い泥酔状態のまま自転車で鶴橋に向かったものの店の場所がわからず、仕方がないので、周りにアルコール臭を漂わせながら、あろうことか近くを通りかかった警官に道を尋ねてみたのだそうだ。その時点で十分ダメであるが、警官が「お姉ちゃん、店はともかく、酒気帯びで自転車乗ったらあかんがな」と言いながら彼女を軽く事情聴取し始め、ついでに自転車を調べてみると、その時乗っていた、以前に友人からもらった自転車が、たまたま盗難届けの出ている自転車で、結局、警察へ連れて行かれて説教されたのだそうだ。挙げ句、その自転車をくれた友人まで呼び出さされて、なかなかに大変な騒ぎだったそうである。こうなってくると、凄いのは藤原竜也である。藤原竜也がお好み焼きを食べるだけで、女性一人が警察に捕まるのである。カリスマとは、こういうことなのだろうか。


2003年6月
「やさしさ日和」
2003/06/03 (Tue)

この間、軽く頭が痛かった際に、ここ最近私の常備薬であるバファリンの効きがイマイチだったので、珍しく、相方さん一押しのナロンエースを試してみることにすると、これが驚くほどよく効くのだった。それで、何気なく、箱に貼ってある値札を見て気付いたのだが、なんと、ナロンエースはバファリンの数倍の値段なのである。これはつまり、バファリンの半分が「やさしさ」で出来ていることに起因しているのではないだろうか。つまり「やさしさ」=0円で、かつ、ナロンエースの半分はきっと医薬品で出来ていて、つまりちっとも0円ではないので、その分高いという話なのだろう、きっと。そう考えれば、高いのも当たり前ならば、よく効くというのもわかる話である。というか、「やさしさ」とか入れて消費者をごまかすなよと思う。


2003年6月
「督促状日和」
2003/06/02 (Mon)

ここ数日の間に数件、唐突に、見たことも聞いたこともない会社から督促状メールが届けられてきて、何事かと思うのだった。それも、ただの会社ではない。もの凄く、うさんくさい名前の会社なのである。その上、メールアドレスがオーストラリアのフリーメールである。そんな会社、どうかと思う。

内容を要約すれば、「せっかく再三催促したにも関わらず、あなたが一向にインターネット・コンテンツ利用料だの、ローン債務だのを支払う意思が見られないので残念です。つきましては、○月○日までに下記の口座に、なんだかんだで合計7万円ほど入金しなければ、プロバイダから何から使えるものは親でも使って、必死で住所を調べあげて、ありとあらゆる回収手段、場合によっては法的手段を講じて、嫌がらせのように取り立てに行きます。ついでに、その際には取り立て人の交通費、宿泊費等も払って貰います、いやマジで」というような話である。

そもそも、インターネット・コンテンツ利用料とか言われても、何分うさんくささ80%強な名前の会社のインターネット・コンテンツを利用した覚えもなければ、自宅のローンでも手一杯な私が見ず知らずの会社からローンを借りることなどあり得ない話である。それに、これまで誰にも再三催促された覚えがない私であるので、当然全く何も振り込む気はないのだが、こういうのに引っかかってついつい振り込んでしまう人が、きっと少なからずいるのだろうなあと思うと、うさんくさい名前の会社に就職するのは考えものであるなあと思うのだった。


2003年6月
「散歩日和」
2003/06/01 (Sun)

コドモと二人で散歩。「コドモが寝たら喫茶店でぼんやり過ごす」という以外に何の目的もないまま、気の向くままに散歩に出掛ける。差し当たり京都駅方面へ向かい、梅小路公園という、たまにサーカスがやってくるほどのだだっ広さがご自慢の公園へ入る。シートを引いてお弁当を食べている家族連れと、ベンチでぼけーっと座っている仕事してなさげなおじさんが共存する呑気な散策路を、軽く一周。ベンチに腰掛けてコドモとエイセイボーロを食べていると、3歳ぐらいの少年がやってきたので、「食べる?」と尋ねると素直にうなずいたので一粒渡してやると、「一個だけか」と鼻で笑って去っていったのだった。鼻くそ付きのを渡せばよかったと後悔する。

その後、近鉄へ行き、無印で段ボール製の収納ケースを、家のビデオテープ整理用に衝動買い。一気に荷物が増えて何処へも行きたくない気分になり、相変わらずコドモは寝ずにご機嫌なので、近鉄の赤ちゃん休憩室で、コドモがというよりは、私が休憩する。まだまだはなせる言葉は「まんま」のみのコドモであるので他のコドモたちと会話をするわけでもないのだが、何となくアイコンタクトで微笑み合っているコドモたちが謎である。初対面で何を微笑み合うことがあるのだろうか。オトナが見知らぬオトコに微笑みかけられたら、それは警察を呼ぶ合図である。



back
top

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送