April 21-30,2003

2003年4月
「バナナうんち日和」
2003/04/30 (Wed)

相方さんがコドモを保育所に迎えに行ったら、先生に「今日はミルクを少し残したんですよ」と残念そうに言われたそうだ。これまでコドモは保育所では、食事は完食、ミルクは完飲の食いしん坊キャラで通っていたので、今日初めてミルクを残してしまって残念なことしきりな先生なのだったが、保育日誌を読めば、給食の時、自分の分を完食した後、同じひよこ組の他の子のおかゆを半分もらって食べていたのだそうで、しかも、お菓子もいつも通りニコニコ食べまくっていたらしく、なんというか、ミルクを残したことが凄くちっぽけなことに思えてくる食べっぷりで、ちいとも残念じゃないのはどうしたものかと思う。

いつものようにコドモをお風呂に入れてやると、どうも湯船につけた瞬問のリアクションがいつもと違っていて、いつもは水面をバッシャンバッシャン叩いて水しぶきを飛ばし、それが顔にかかって嫌がる私を見て喜ぶSっ気たっぷりのコドモであるのだが、今日は可愛く水面をチャプチャプ揺らしているだけで、おとなしいなあとか思っていると、湯船の中を、茶色くてコロコロした固形物がたゆたっているのを発見。うんちパーティの始まりである。「うんちパーティ at the bath room」である。とりあえず、相方さんにパーティの始まりを宣言し、洗面器とトイレットペーパーを持ってきてもらう。あとはまあ適当に、コドモを洗ったり、お湯の中のうんちを拾ったり、お湯を捨てたりしてパーティ終了。すっきりしたコドモはお風呂をあがってからもご機嫌で、夜食にバナナ1本を食べたのだそうな。つまり、バナナ1本分のうんちをしたと、そういう話である。するなよ、お風呂で。


2003年4月
「営業スマイル日和」
2003/04/29 (Tue)

祝日。午前11時から相方さんの職場の友人が遊びに来るということで、それまでにご飯を食べたり洗濯したり掃除したりする。相方さんがおもてなし料理を作るので、その間、天気が良いのでコドモと二人で近くの公園まで散歩。公園で二人でお菓子を食べていると、犬連れの女性がやってきて、毛並みを散々手入れしてから、犬用のアロハシャツ、通称「犬シャツ」を着させて颯爽と帰っていったのだった。「『アロハ』て」とか思う。未だに犬シャツの意味がわからない私である。犬って絶対、「服着たい」とか思ってないと思うのだが。というかさあ、上だけアロハ着て下半身は裸って、それ人間だったらかなり間違った格好だと思うのよな。どうせなら下も何か履かせろよと思うのは私だけなのだろうか。

11時過ぎに家に帰ると、ちょうど来客が着いたところだった。今日のコドモはなかなかに機嫌がよく、私たちが食べている間ずっと、歩行器に乗ってあっちこっちうろうろして楽しんでいたのだった。で、オトナはオトナで食べながら延々喋り続け、食事後にコドモが寝付いてからも終始喋り続ける来客と相方さんである。まあ、ほとんどが仕事の話。話が尽きないまま、夕方4時半頃にお別れするまで、よどみなく喋り続けていたのだった。絶対、首の後ろ辺りにスイッチがあるんだと思う。

で、お客が帰るなりぐずり始めるコドモである。もしかして、来客というのはコドモながらに結構気を使うものなのだろうか。というか、あれって営業スマイルなのだろうか。赤ちゃんとはいえ、侮れないものである。


2003年4月
「マラカス日和」
2003/04/28 (Mon)

常にカレンダー通りに土日祝を休む我が社にとっては、ゴールデンさのかけらも見当たらない今年のゴールデンウィークである。今日も普通に出勤。

家の押し入れの奥から、何やら郵便局関係の風船がたくさん出てきたのだった。おそらく、とある親戚筋からもらったものだと思うのだが、全く記憶にないまま、今の今まで忘れ去られていた可哀想な風船たちである。で、ものは試しとかれこれ十年近くぶりに風船を膨らませてコドモに渡してみると、まるで最近たるんできたお腹の脂肪でもつまむかのような手振りで、風船のパツンパツンに張った部分をぎゅっとつまんだりなめたりかじったりと、いつ割れてもおかしくないスリリングな試みばかりするので、見ているこっちが無駄にドキドキしなければならず、結局1分で撤収。今では、私の部屋のお子様の手の届かないタンスの上あたりに2個風船が転がっており、ファンシーな雰囲気を醸し出すのに一役買っている次第である。

他に、相方さんの友人から新婚旅行で行ったメキシコのお土産にもらったというマラカスが出てきたのだった。ご丁寧に「Mexico」というサイン入りであるので、間違いなくメキシコ土産である。これでもしサインが「Brasil 」だったら間違いなくブラジル土産であるところである。或いはサインが「Yamaguchi」だったら間違いなく山口土産であるところである。そう考えると、この一筆にはもの凄い価値があると思う。


2003年4月
「焼肉日和」
2003/04/27 (Sun)

久しぶりに焼肉が食べたくなり、自宅から歩いて20分くらいの所にある庶民派の焼き肉屋へ行くが、店に入ってから手持ちのお金がないことを思い出し、小さな店なのでカードも使えないというので、慌ててお金をおろしに行く。こういう時、コンビニATMはすこぶる便利である。手数料210円というのが癪に障るが、今や土曜日でさえ手数料を取られてしまうご時世であるので、それならいっそコンビニでもいいかという気にもなるのだった。まあ、本当は郵貯が手数料なしで一番ありがたいのだが。

話を焼肉に戻すが、この店は、肉自体にピリ辛な味付けがされている「ツケダレなし」の店なのだが、お肉を注文すると店員が「味付けは甘口にしときましょうか」と、やけにコドモを気遣った発言をしたのだった。どうも飲食店の店員というのは、赤ちゃんを見ると無性に店の料理を食べさせたくなるものであるらしい。まあでも、実際コドモができてみないと、赤ちゃんがどれぐらいでどんなものが食べられるのかなんて知らないものな。とりあえず、生後10ヶ月のコドモはバナナを1本平らげるという事実を、それも15分かけてのんびり平らげるという事実を、参考までに覚えておいて損はないと思う。

ちなみにうちのコドモは、保育所でも、誰よりも食べるのが早く、誰よりもたくさんミルクを飲み、誰よりも何でも食べる、非常にやりやすいコドモであるらしい。褒められて嬉しいような、食い意地の張りっぷりがやけに「アキオ(実父)似」であるのが哀しいような、複雑な思いである。


2003年4月
「買い物日和」
2003/04/26 (Sat)

夜中に息苦しくて目が覚めるほどにコドモの鼻水がひどく、コドモも可哀想だが、夜中に起こされて相手をしなければならない相方さんや私も充分可哀想であるので、鼻水をストローみたいなのでチュルチュル吸い取る、通称「鼻吸いマシーン」を買うべく、四条烏丸のアカチャンホンポへ出掛ける。

とりあえず昼食は、何度か日記にも出てきている蛾次郎のラーメン屋で食べることにして店に行くと、覚えていてくれたらしい蛾次郎夫妻が「おお、大きくなって」と迎えてくれた。もちろん、「私が」ではなくて「コドモが」である。私が炒飯セット、相方さんがカレー炒飯なるものを注文して食べていると、おばちゃんが「ラーメンはまだ・・・」とコドモにラーメンを食べさせたくて仕方がないらしい気持ちをあらわにして、可笑しかった。

アカチャンホンポへ移動。鼻吸いマシーンを買うついでに、10ヶ月頃から始めなければならない、通称「トイレトレーニング」のため、生まれて初めて「おまる」を買う。きっと、長い人生の中でおまるを買うのは、これが最初で最後だろうなあと思う。あとまあ、タオルケットとか、おかしとか、ジュースとかを買う。ちなみに、アカチャンホンポでは500mlのペットボトルのジュースが平気な顔して50〜60円台で売られていて、ちょっとびっくりする。別に、コドモ用なのでジュース系はちょっと味が薄かったり甘かったりするのだが、中にはアルカリイオン水とかもあって、そういうのだとオトナでも普通に飲めるので、経済的であると思う。ただ、パッケージが明らかにコドモ用なので、仕事中とかに飲むのは恥ずかしいかもしれない。

その後、新風館のヴィレッジバンガードへ。入り口横にある100円ガチャガチャで、人形のお腹を押すと目玉が飛び出るというバカストラップが売られていて、ちょうど以前使っていたのがちぎれてよさげなのを探していた所だったので、買う。で、中に入ってちょろちょろして、結局「魁!クロマティ高校入学案内」を買ったのだが、買ったら買ったで、これにも「メカ沢・メカ沢ベータ携帯ストラップ」が付いていて、一気にストラップ長者になった気分である。

スターバックスの横にできた大垣書店へ。通路が広く、ベビーカーでも平気でうろうろできる辺り、さすがにヴィレッジバンガードとは違う。以前のブルーナ展で売っていなかった「ミッフィーのおばあちゃん」という絵本があったので、買う。ついでに「ミッフィーとメラニー」も買う。ブルーナの絵本1冊600円って、安いよな。

ちなみに、家に帰って「ミッフィーのおばあちゃん」を読んだら、ちょっと泣きそうになってしまった。これ、やっぱり良い話である。


2003年4月
「サランラップ日和」
2003/04/25 (Fri)

この間、通勤途中に、オカマを掘られてボコボコになったらしい車が通りすぎていったのだった。普段ほとんど車に乗らない、一時期は「オレのマイカーはJRさ」とか言いながら肩で風切って歩いていたオトコがひと目で「ちょっとあなた、オカマ掘られたでしょ」と分かるほどであるからして、これはもう相当な掘られっぷりである。何しろ、後ろのガラスが完全に割れてしまっている。しかも、代わりにサランラップみたいのがガムテープで無造作に貼られており、何とも言えない「張りぼて感」を漂わせていたのだった。間違いなくオカマを掘られた車である。これでもしそうじゃなければ、じゃあどうしてサランラップなのかという話である。というか、サランラップって。車って、そんな「肉じゃが」みたいな扱いで大丈夫なのだろうかと、他人事ながら心配である。何というか、応急処置にも程があるよな。あれ、たぶん見つかったら捕まるんじゃないだろうかと思う反面、何しろパソコンの筐体が段ボールでできる時代であるからして、車のガラスがサランラップであろうが、何ら問題はない気もする私である。まあ、走るビニールハウスみたいなものだと思えば、車の中でトマトなんかが栽培できて一石二鳥なのかもしれない。


2003年4月
「遅刻日和」
2003/04/24 (Thu)

朝、相方さんに起こされてみたらもう8時過ぎで、寝起きのままスーツを着こなし、口が臭いのは嫌なので歯だけ磨いて家を出る。何しろ会社まで近いので、遅刻する気がしないのよな。今日も、悠々歩いて間に合う、便利な家である。

今日は7時半からN-16の練習があるので6時半頃に帰ろうと思っていたら、帰る準備を始める直前に上司に仕事をおねだりされてしまい、結局会社を出たのが7時過ぎになってしまった。15分ほど遅刻。今日はどうにも遅刻記念日である。

練習の帰りに自販機で買った、比較的最近発売された、CMに出てくる青年の顔が何かむかつくスポーツドリンクが、何というか、カルピスウォーターを水たまりの水で薄めたような、「食いしん坊バンザイ」風に言えば「奥さん、これはとても変わった味ですね」な感じで、何とも言えず残念な気持ちになる。以前に書いたことがあるかもしれないが、高校の時の英語の先生がブサイクな人のことを「顔の不自由な人」などとひどい表現をしていて、なんというか、「教師がそれ言っちゃいかんでしょう」と思いながらも密かに印象に残り続けているのだったが、そういう意味では、このスポーツドリンクは間違いなく「味の不自由な飲み物」であると思う。誰だよ、これおいしいって言って売り出したやつ。


2003年4月
「歯医者待ち日和」
2003/04/23 (Wed)

仕事後、歯医者へ。今日は前回型どりした銀歯を埋め込むだけなので、比較的あっさりと終了。待合室に戻ると、ソファに高校生くらいの少年が一人思いっきりゴロ寝でくつろいでいて、「ここはお前の部屋か」と思う。


2003年4月
「一揆日和」
2003/04/22 (Tue)

保育日誌によると、本日のコドモは「離乳食を完食後、ミルクを一揆飲み」したのだそうだ。「一揆飲み」ってそれ、「一気飲み」の間違いじゃないのかと思うのだが、実はその部分、一度何か書いてあるのをわざわざご丁寧に修正液で消してまでして「一揆飲み」と書き直してあるのだからして、間違いなく、意図的に「一揆飲み」と書かれているものなのである。一揆飲み。思うに、これはつまり、ミルク一揆である。コドモたちに充分なミルクを与えず、自分たちだけでミルクを暴飲する保育士に対してコドモたちが「俺たちのミルクを返せ!」と襲いかかる、それこそが「ミルク一揆」であると思われるのであるが、一体、今、保育所で何が起こっているというのだろうか。というか、赤ちゃんが保育士にハイハイで突撃する「ミルク一揆」な光景は、傍観者として是非一度見てみたいものであると思う。絶対、可愛いって。


2003年4月
「ちょっと日和」
2003/04/21 (Mon)

朝イチで隣の席の人に「ちょっとボールペン貸して」と言われたので貸したら、「これ、ありがとう」と返ってきたのが日も沈みかけた定時後で、その「ちょっと」の許容範囲の広さに驚く。まだ、返す時に「これ、返すの忘れてた」とか言うならわからない話ではないのだが、何しろ「これ、ありがとう」であるからして、話はややこしい。つまり、確信犯なのである。彼にとっては、「8時間」というのは「ちょっと」の許容範囲内なのである。「お前は地球か」と言いたい気持ちをぐっと堪える、オトナな私である。というか、いっそ返さないでいてくれた方がすっきりしたような気もして、オトナ心は複雑である。



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