March 21-31,2002

2002年3月
「胎児日和」
2002/03/31 (Sun)

聞いた話によれば、3歳くらいまでコドモたちは、産まれる前のことなどを覚えているのだそうだ。胎児の頃の記憶というやつである。3歳を過ぎると徐々に忘れていくのだそうだが、3歳くらいの時に尋ねると、覚えていることを色々と教えてくれる場合があるらしいという。

ある人などは、「私が話しかけてたの、覚えてる?」と聞くと、「うん、『赤ちゃん早く出ておいでー』って言ってた」としっかりはっきり答えたのだそうだ。もちろん、聞いた本人も実際にそんなことを言った覚えがあるという。

となると、我が家のモテ子は、私と相方さんが「早く出てきて、家計簿つけてくれないかなあ」とか、「私の代わりに仕事行って来てくれないかなあ」とか、「早くアイドルになって、私たちを養ってくれないかなあ」などという適当なことばかり話しているのを聞かれているのだろうかと思うと、これからは下手なことは言えないような気になってくる私である。


2002年3月
「花びら日和」
2002/03/30 (Sat)

相方さんと四条をブラブラし、抹茶ソフトクリームを食べながらしばらく公園でぼーっとしていると、何処からともなく大量のコドモたちが現れた。そのうちの一人がタンポポを見つけ、「タンポポ咲いてるーっ」と叫ぶと、何故か男の子数名が「何処? 何処? うわあっ!」と大興奮である。ふと気が付くとそのコドモたち、散った桜の花びらをナイロン袋に山盛り集めていたのだったが、それ、天ぷらにでもするのだろうか。

そんなことを考えていて、ふと気が付けば、鳩が桜の花びらを食べあさっていた。おいしいのか、それ。


2002年3月
「クラッシュ日和」
2002/03/29 (Fri)

仕事を終えて家に帰り、とりあえずメールチェックでもとiMacを立ち上げると、いつものように立ち上がったかと思ったら突然「デスクトップファイルを作り直してもよろしいですか?」などと言い出したのだった。何だかよくわからないが、まあ別に急いでいるわけでもなかったので「はい」と答えると、何やらしばらくガリガリして、ようやく通常の画面に戻る。さぁメールチェックしようとメールソフトを立ち上げると、今度は「TOCを再構築してもよろしいですか?」と、いよいよわからないことを言い出した。TOCというのが何のことかさっぱりわからないが、まあしたければすればいいさと思い「はい」を選ぶと、突然、ここ数日の間に受信したはずのメールたちを再び受信し始めたのだった。これには、さすがに焦る。中には完全に削除したはずのメールもあったりして、全くもってわけがわからない。わかることと言えば「どうやらこのiMacも、そろそろやばいらしい」ということくらいである。

でまあ結局のところ、再起動したら何もかもが普通に動き出したのだったが、こういう時つくづく「やっぱりMacOSは可愛いなあ」と思うのである。例えば同じようなエラーがWindowsで起こったとすればどうなるか。おそらく、次のようなエラーメッセージが表示されるだろうと思われる。

「システムエラー:デスクトップファイルが破損しています。プログラムが正常に動作しない可能性があります。今すぐ再作成しますか?」

そんなやばそうなエラーメッセージが出てくれば、これはもう何はともあれ焦らざるを得ないわけであるが、その焦りをさらに助長するのがそのメッセージに付いてくるボタンたちの存在なのである。つまり、そういうメッセージの時に限って、「終了」「再作成」「再試行」などという、どれを押したらどうなるのかがさっぱり想像できないボタンたちが並んでくれるのである。そして、こういう時に必ず付いてくる「再試行」ってのが、いつも意味がわからなくて困るのである。全く、可愛げがない。


2002年3月
「ムニエル日和」
2002/03/28 (Thu)

相方さんが、帰りに軽く花見をして帰ってくるというので、一人で夕飯。冷蔵庫にあった「フライパンでできるスズキのムニエル」とやらを、フライパンで炒める。「ムニエル」の語感が余りにも良すぎるため、勝手に「むにえる」という言葉の使い方を考えてみたりした。

「お菓子ばかり食べていたので、どうも鼻がむにえる」

「貴乃花・琴錦、むにえって琴錦の勝ち」

「父は、卵をむにえる仕事をしています」

個人的には、「卵をむにえる仕事」をしてみたいと思う。


2002年3月
「ロザンヌ日和」
2002/03/27 (Wed)

知人に、ロザンヌという外人がいる。背が小さくて小太りで、確か20代後半くらいの女性である。日本在住。過去に成り行きで何度か開催された「外人の外人による外人のためのカラオケ大会」に毎回出席し、毎回「ガンズ&ローゼス」の「パラダイスシティ」を妙な腰つきで熱唱する様があまりに有名で、相方さんの友人が勝手に「キューピーちゃん」というあだ名を付けたという話を昔日記に書いたこともある女性である。

少し前の話になるが、モーニング娘。に、新メンバーが4人も入った。相変わらず、めちゃくちゃ可愛いというわけでもなく、身近にいそうな感じの微妙な可愛らしさを持つ女の子たちである。4人の中に一人だけ結構可愛い子がいるような気がするが、それがどの子なのかは内緒である。というか、名前がわからないので教えようがない。

びっくりすることを書くが、ロザンヌが、その「モーニング娘。」のオーディションに応募していたのだそうだ。小太りで20代後半の外人が、モーニング娘。である。しかも、17歳だと嘘までついて。というか、そもそも拙い日本語しか喋れないんじゃなかったか。ちなみに、送ったビデオテープにはカラオケで「パラダイスシティ」を熱唱している様子が写っていたらしいが、それでは受かるものも受からないような気がする。

友人と、「ロザンヌ、日本を満喫しすぎ」という話で盛り上がる。

しかしまあ、合格していてもびっくりである。モーニング娘。新メンバーに、キューピーちゃん似の外人・ロザンヌ。かなり笑える展開であるのだが、いかんせん、みんながロザンヌTシャツを着たりロザンヌうちわを振り回したりするのかと想像すると、なんだか無性に勘弁して欲しくなる私である。


2002年3月
「花見画像日和」
2002/03/26 (Tue)

仕事で、「お花見っぽい画像を探せ」という指令が出たため、差し当たり会社にあった「素材集WEBアート 85,000点」とかいう感じのCD−ROMを物色してみたのだったが、「これ、何のホームページで使うのだろう」というような画像の応酬なのだった。特に写真系がやばい。「生野菜・果物」というカテゴリーを見たら、何か、バナナが木になってる写真ばかりで笑えるし、あと、花見っぽい画像は微塵も見当たらないくせに、やけに爬虫類写真が充実していて笑う。

何か産まれてるし。

何だ、これ。ホームページでこの写真を使いこなすのは、かなり難易度が高そうである。


2002年3月
「展示会日和」
2002/03/21 (Thu)

相方さんの通う日本画教室の展覧会があり、相方さんも受付をするというので一緒に見に行くことにする。京都駅から市バス73番というのに乗ると、バスの中はおばあちゃんの匂いしかしなかった。

展覧会は、小学生以下のコドモたちの書道教室や絵画教室、オトナの書道教室のものも一緒に展示してあって、点数がやけに多く、それぞれの展示もただ張ってあるだけでなく、きちんと掛け軸みたいにしてあったり、色画用紙で装飾してあったりで、なんだか賑やかだった。相方さんが描いたという「とうもろこし」が、普通といえば普通なのに、何となく不思議と曼陀羅のような感じが漂っていて面白かった。

それにしても、何はともあれ小学生以下の書道は凄い。妙に力強い字で「止」とか、「上下」とか、「火力」とか書いてあって、言葉のチョイスがかなり可笑しいのだった。「火力」って言われてもなあ。



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